仲居さんのお仕事特集
仲居さんのお仕事は、リゾートバイトの中でも高時給で人気の高いお仕事です。
お客さまのお迎えに始まり、ご案内・お見送り・お料理の配膳などをお客様一人ひとりに心を込めて行います。
とりわけ通常の接客業では踏み込めない「お客さまとの間合い」が重要なお仕事の一つとなります。
実際に旅館で働くのぞみさんの1日の仕事の流れに沿って仲居さんの仕事をご紹介します。
実際に旅館で働くのぞみさんの1日の仕事の流れに沿って仲居さんの仕事をご紹介します。
最初に行うことは着物を着ることです。出勤までに着付け終えなければなりません。最初は着付けに手間取りますが、慣れると15分で着付けられるようになります。毎日着付けることで1日働いても着崩れないプロの着付けが身につきます。
担当のお客様の起床の時間に合わせて、朝食の準備を行います。布団を引き上げた際に舞うホコリが落ち着くまでは女将厳選の梅干しと玄米茶を振る舞い、その後、朝食の配膳をします。お客様の目覚めをより良いものにするおもてなしのひとつです。
※取材先旅館独自のおもてなしになります。
最高の笑顔でお見送りします。お客様に「旅館も良かったけど、あなたに出会えて良かった。」と最高の褒め言葉を頂くこともあります。仲居さんになって良かったと思う瞬間でもあります。
仲居さんの仕事には〈中抜け〉という独特な中休みがあります。比較的長い時間休憩が取れる為、午後の仕事に備えて仮眠を取る人や買い物に行く人、趣味のサーフィンや釣りに出かける人もいます。のぞみさんの場合は仮眠を少し取ってから絵を描くそうです。
午後の最初の仕事はミーティングです。ここで本日担当するお部屋を確認します。お客様の食事の好みなどをしっかり把握することでより良いおもてなしを提供します。
担当するお客様がお部屋に到着されたら、ご挨拶に伺います。お客様へのご挨拶〈口上〉は、仲居さんの仕事の見せ場です。各旅館ごとに独自の口上があり、新人さんは女将さんにゆっくり丁寧にお伝えできるように教えてもらいます。
お客様の楽しみのひとつである夕食の配膳です。お客様の食事されるスピードに合わせてお食事・お飲み物を提供することがとても大切なポイントです。おもてなしの心を存分に発揮してお客様の心地の良い間合いでおもてなしします。
取材する中でわかった仲居さんになって得られた3つのことをご紹介!
ひとつでも得たいものがあれば、迷わず仲居さんのお仕事をスタートしよう!
取材する中でわかった仲居さんになって得られた3つのことをご紹介!
ひとつでも得たいものがあれば、迷わず仲居さんのお仕事をスタートしよう!
普通の仕事をしていたら絶対に出会えない従業員や、お客様との出会いがあります。おもてなしの心で日々どのように接すれば、喜んでもらえるかを考えながら過ごしているからこそ生まれるご縁かもしれません。
時間には限りがあります。何にどのくらいの時間を優先するかは人それぞれです。比較的まとまった自由な時間が取れるので、趣味や自分のやりたいことに全力で取り組むことができます。
着物の着付け、所作、和装を学ぶことによって人との間合いのとり方が身につきます。着物を着ている時は、一つ一つの動作に意識を集中しなければなりません。その為、動作にゆとりが生まれ、相手を思いやるおもてなしの心が生まれます。
仲居さんのお仕事に興味がある方が気になることを聞いてきました。
仲居さんの仕事を始めてみたいけど、
実際の仲居さんの仕事の様子がわからないから不安、心配...
という方はぜひご覧ください。
仲居さんのお仕事に興味がある方が気になることを聞いてきました。
仲居さんの仕事を始めてみたいけど、実際の仲居さんの仕事の様子がわからないから不安、心配...という方はぜひご覧ください。
どのくらいで一人で着られるようになりますか?
初めて着物を着る人でも3日間くらい練習すれば、一人で着物が着られるようになります。最初は先輩の仲居さんに教えてもらいながら着付けを行います。先輩の仲居さんが丁寧に着付けを一から教えてくれますよ。最初は着付けに苦戦して時間が掛かってしまいますが、慣れると15分くらいで着物を着られるようになります。毎日着物を着ることで1日着崩れない着付けが身につくだけでなく、所作や立ち居振舞いもキレイになりますよ。
綺麗に着物を着るためのポイントはありますか?
着物を着るにはいくつもの紐を結びます。きつく結ぶ、緩く結ぶなど、自分の体型にあった結び方を見つけることが重要です。1日着崩れせずに綺麗に着れるかどうかは、この結び方で決まります。毎日着続けないと締め方のコツは掴めません。着物を着ることだけなら3日あればできますが、着こなす為には時間と経験が必要です。
1日着物を着ていて疲れませんか?
着物を着ていて疲れると思うのは最初の間だけです。帯の結び方のコツを掴めば、洋服を着ているときよりも楽に着物を着られるようになります。着付けが良くないと肩こり、腰痛の原因になる為、うまく着こなせるように練習する必要があります。
着物は小物まで全て旅館が用意してくれますか?
着物、帯は旅館が用意してくれます。帯締め、帯揚げ、足袋、襦袢はリゾートファインが用意致します。仲居さんのお仕事を始める上で自分でご用意頂くものはありません。着物の知識がない人には着物用の小物を揃えることも難しい為、全て用意してくれます。
仲居さんの仕事を始めて最初苦労したことはどのようなことでしたか?
着物の着付け。部屋の上座下座の知識を覚えること。お料理をお部屋出しする際の間合いは、お客様の食べるスピードに合わせるので、新人の仲居さんには最初慣れるまで少し難しいかもしれません。しかし先輩の仲居さん達がフォローしながらタイミングを教えてくれるので、間合いの取り方も上手になりますよ。
仕事終わりに、温泉は入れますか?
最近の旅館は24時間お客様が入浴できるように大浴場を開放しています。その為、毎日仕事終わりに入ることはできませんが、お客様の少ないタイミングを見計らって入浴しています。効能の把握、湯加減、肌触りなどを実際に経験することでお客様に自慢の温泉のご紹介をできるようにしています。
お客様や先輩・上司の方に言われて印象に残っていることはありますか?
お客様に言われて嬉しかったことは「この旅館に来て、あなたに出会えてよかった。」と言ってもらえたことです。女将さんに言われて嬉しかったことは、お客様が食事を終えた後、他の仲居さんたちが布団を敷く準備をしている中で私は、お客様にお茶を注ぎました。お客様のもう少し寛ぎたいという思いを感じたからです。その様子を見ていた女将さんから「あなたはおもてなしの心をちゃんとわかっている」と言ってもらえたことです。
仕事をするうえで気を付けていることはなんですか?
お客様が欲している距離感をいち早く掴むことです。仲居さんの仕事の中で最も気を配らないといけないことがお客様との間合いです。その他、食事に関して注意しています。担当するお客様の食べられるもの、食べられないものをしっかり把握して接客しています。特にアレルギーなどには細心の注意を払っています。
旅館での仲居さんの上司は誰ですか?
旅館での役割は大きく分けて女将、仲居頭、仲居の3つに分かれます。女将は旅館の顔です。お客様への挨拶回りがメインの仕事になります。定期的に新人指導をする女将塾が開かれ、着付け、所作、立ち居振舞い、抹茶の立て方、出し方、口上の述べ方といった仲居に必要な要素を伝える講習会も行われます。
仲居頭は旅館での現場監督、現場指導を行ないます。旅館の仕来り、ルールを仲居さん達に伝える風紀委員のような存在です。お客様の情報をミーティングで仲居さんに伝えることも仲居頭のお仕事です。仲居さんは、その中でおもてなしの心を磨き最高のおもてなしをお客様に提供することがお仕事です。
仲居さんの仕事は特殊な世界観のあるお仕事だと思います。
もし興味があるなら最初の一歩を勇気を出して踏み出してみてください。
通常の生活では経験できない刺激と学びが得られると思います。
また、素敵な人との出会いがあなたをより成長させてくれます。
ぜひリゾートファインで仲居さんの仕事をスタートしてみてください。